2026年7月31日 22:59

はやぶさ2、フライバイ中のレーザ測距に世界初成功 小惑星トリフネに約400メートルまで接近

JAXAは30日、小惑星探査機「はやぶさ2」が7月5日に小惑星「トリフネ」のフライバイを行い、フライバイ時のレーザ測距に世界で初めて成功したと発表した。最接近時の距離は小惑星の表面から約400メートルで、太陽系天体のフライバイ探査としては最も天体の近くを通過した。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は30日、小惑星探査機「はやぶさ2」が7月5日に実施した小惑星「トリフネ」のフライバイ(接近通過)で、フライバイ時のレーザ測距に世界で初めて成功したと発表した。同日公表した航法誘導制御の結果報告では、最接近時の距離が小惑星の中心から約744メートル、表面から約400メートルだったことも明らかにし、これまで行われた太陽系天体のフライバイ探査の中で最も天体の近くを通過したとしている。トリフネは、はやぶさ2の拡張ミッションにおける最初の探査対象となる。

レーザ測距には、搭載するレーザ高度計「LIDAR(ライダー)」を使った。発表資料によると、測距に成功したのは最接近の約4秒前と約3秒前にあたる18時29分56.5秒と57.5秒で、トリフネから約20キロと約15キロの地点。はやぶさ2は毎秒約5キロの速度で小惑星のそばを通り過ぎており、レーザが照射される範囲は20キロ先で直径約30メートルしかない。JAXAは今回の成功を「JAXAの深宇宙探査技術の高度化に向けた重要な技術実証成果であり、大きなマイルストーンとなりました」としている。

最接近の時刻は18時30分0.31秒(誤差0.03秒)だった。地上での電波光学複合航法と、新規に開発した機上の航法誘導ソフトウエアによる制御がおおよそ予定どおりに機能し、目標点からのずれは120メートルにとどまったという。

フライバイの結果、トリフネは長軸約840メートル、短軸約340メートル、平均直径540メートルの細長い形をしていることが分かった。トリフネの軌道の推定精度も、フライバイ前の49.5キロから0.78キロへと大きく向上した。

JAXAは結果報告で、今回の成果は探査機を小さな小惑星に衝突させることが可能な制御技術を実証したもので、「日本のプラネタリーディフェンスにとって大きな前進となりました」と位置づけた。レーザ測距についても、将来より高性能なレーザ照射装置を用いれば、日照条件の悪いフライバイ軌道を取らざるを得ない場合でも探査機を正確に誘導し、天体の大きさや形状、運動といった情報が得られるようになるとの見通しを示している。

この記事は生成AI(claude-fable-5)を用いて作成し、AI校閲デスクが確認しました。参照した一次情報は2件です。